「QLS QA-550の改造」
詳細は、見たい画像をクリックしてね。
※改造は自己の責任において行ってください。
技術を理解できない方の改造はおやめください!
2011年7月 マイクロオーディオシステム用のトランスポートとして購入
もう、良い音でCDプレーヤーには戻れません!
2015年11月 センタータップ式トランスに交換、光と同軸の音の違いを解消!を追加
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●QLS QA-550の内部構成
CDメモリカードWAVトランスポートのQSL QA-550と言う
中華製 QLS QA-550--SD Card WAV Digital Audio Playerを購入
これで、駆動部分が無いSDメモリカードで生WAVデータを再生できる。
※いくらトランスポートが良くてもDACが足を引張るとCDプレーヤーと
同じような音になってしまう。(DACのI/V抵抗は要注意です)
※肝心な改造後の音質は!
オーディオ愛好家さんにQA-550/DACと電源ユニットを貸出しして、
大型高級システムで評価していただきました。
まるで生演奏で、フィリップス/SONY/マランツ/PIONER/アキュフーズなどの
CDプレーヤーより良いと言う評価をいただきました。
(ご友人など10人中10人良いと言う評価)
※再生:SDメモリカード(FAT32フォーマット)32GBまで対応、WAVデータのみ再生
※出力:44.1KHz 16-bit 光/同軸(S/PDIF)の2系統
・ACアダプタ:9V 500mA(AC 120V)10Vが7.65Vまで落ちる
7805で5Vに落として、AMS1117で3.3V(3個)、OSCとICを別系統としている
・光出力の電源には、33uFのOSコンとチップセラコンが付いている
18万円のCDプレーヤーでもセラコンだけの日本の手抜きメーカーとは違うね!
だから、日本のCDプレーヤーの光出力は音が悪いと言われるんだ!
・I2S対応なので直接DAコンバータと接続可能
・OSCは、11.2896MHz TCXO 2ppm
・PIC33FJ128 PICマイコン
・CS8406 CZZ 192kHz Digital Audio Interface Transmitter
・COAX出力はトランス式
・赤外線リモコンの電池ホルダーの作りが良くない
※未改造の音は、ポータブルCDプレーヤー改より良いです。
低域も伸びクリアで中高域に張りがあります。
メカ駆動部がないリニアPCM(生WAV)再生なので当然ですね。
・FATでは日本語フォルダーは無視される
・FAT32ではフォルダー内の日本語名ファイルも再生できた。
(日本語表示はできません!)
※改造する内容!
1:ACアダプタを100V 9Vに交換(7V一寸と電圧が低いので)
2:内部電源の強化改造
ACアダプタの逆極性接続の保護ダイオードを取除くなど
3:電源ランプの追加(電源オンランプがない)
4:電源スイッチ逆動作の改善
(スイッチが下側でオンを上側でオンにする)
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さあ楽しい改造だ!
良い音は改造からが基本なので、内部解析を行い改造を行います。
●ダイオードによる電圧降下と音質劣化の改善とスイッチ上側でオンに
・ダイオードを取外し
D3をショートする
・ON/OFFスイッチの改造
D1印刷側とスイッチ本体側の
端子をショートする
以上で、音質向上と電源がスイッチ上側でオンになります。
●電源ランプの追加
スタンバイランプはあるのに、電源ランプがないので
スタンバイLEDを2色LEDに交換し、電源オンでグリーン色に
スタンバイでオレンジ色になるように改造
※手抜き回路で、スタンバイ時は赤と緑両方が点灯しオレンジ色になります
・今までのLEDを取外し
緑/赤の2色LEDを取付ける
追加抵抗側が緑色
・抵抗値は色調整で1.5kに決定
少し暗いが良いでしょう
※これで、電源をオンしていることが分かります!
●電源回路の強化
今までの改造経験から電源回路にコンデンサの追加です。
ケミコン、OSコン、EROフィルムコン、セラコンと手持ち部品を
湯水のごとく?使用しました(^^ゞ
※4個のレギュレータの入出力に組込めるだけ組込んだ!
ACアダプタ入力の470uFを2,200uFにアップとEroを追加!
光出力ユニットの電源にもケミコン、EROと豪勢に
一番効くのは何処かなOSC電源かな?
音質向上はしてるが一番効いたのはOSC電源?良く分かりません(^_^;)
音の定位(前後)がハッキリし立体感が付いたのは確かです
※ネットでは、電源にスチコンを追加すると音が良くなると 2013.11.7
手持のスチコン0.001uFを
各電源に追加してみた。
・結果は、ノイズが減少したのか
静かな精細な音になった。
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SDカードスロットの電源強化だ!
肝心なデーター供給元の電源を疎かにしてた(-_-;)ので、
SDカードスロットの3.3V供給端子に
OSコン/ケミコン/Eroフィルムコン/セラコンを追加した。
結果は、低域の重心が下がり、解像度が上がりより繊細な音になりました。
また、音の切れも良くなっています。
※SDカードスロットに銅箔テープを気持ち張ってコモンと接続
・DACとのI2S接続をどうするか悩むが、
現状のリスニング環境ではそこまでする必要は無いかな
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ファームウエアの更新だ!
Ver06なのでQLSのHPからVer11をダウンロードして更新します。
(プリント基板は、2011/04 製でPCBは2009/11/17 Ver4.1)
●ファームウエアの更新
・SDメモリカードをFAT32でフォーマットする。
・ダウンロードしたファイルを解凍して
「Updata11.qls」と「QA-550.ini」のファイルをSDカードにコピーする
・SDカードをQA-550に挿入する
・SW1のスイッチを押したまま電源をONにして、"updata start..."が表示されたら
SW1を離して"updata ok"の表示が出るまで待つ。
・数分たっても"updata ok"の表示がされない場合や
"updata start..."が表示されないで通常動作になる場合が結構ある
この場合、SDカードのフォーマットがFAT16なのでFAT32にフォーマットする
※FAT32フォーマットで無いとファームのファイルを読込まないようだ
・日本語非対応、フォルダー名が日本語だと判断しない(FAT16)
FAT32では、日本語フォルダーもフォルダー内の日本語ファイルは再生できるが
表示は日本語対応では無いので可笑しくなる。
以上で、ファームウエアがアップデートされます。
※動作したSDメモリカード FAT32でフォーマット
・付属のKigston 2GB SD-Mo2G MADE IN JAPAN
・pqi 150X 16GB SDHC Class10
・SILICON POWER 4GB SDHC Class10 SP004GBSDH010V10
・2GB Micro SD SD Card アダプター経由
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マイクロオーディオシステム用電源の製作だ!
マイクロオーディオシステムも終止符を迎えるので、ACアダプタを廃止し
1箇所に集約することにしました。
1:DAコンバータ(+24V安定化)
仮想コモン変換ICの発熱が凄いので、後日「+−12V」に改造予定
2:ポータブルCDプレーヤー(+4.5V安定化)
3:SDメモリカードプレーヤー(+9V非安定化)
ケースは、加工のし易さを考えていつもの木箱に収めることに
・トランスは+24Vと+4.5V用の2個で+9Vは4.5V用の整流出力を流用します。
・使用部品は手持ち品をフル活用で
SBD(ショットキーバリアダイオード)、放熱板、22,000uFケミコン
フィルムコン、3Pインレットコネクタ
と電源ケーブルはいつものベルデンのSPケーブルです。
これで、音楽ソース再生の電源が一つになりスッキリし、また音質も向上し一石二鳥です!
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COAX出力を絶縁に!
COAXとOPT(光)接続を切替えての音色比較を行うと、COAXのケーブルを接続したままでは
変化は少ないが、COAXのケーブルを外してOPTだけにすると音が変化する。
QA-550とSD1955のグラウンドが接続されるとグランドの電位差でノイズが紛れ込むのか?
OPTの方が絶縁されているので音質は安定するのか?
COAX出力が非絶縁)
テスターでCOAXの導通を調べてみるとコネクタの−側が回路コモンと接続されている!
回路を追っていくと、ST-DV709パルストランスのコモン側出力が0オーム抵抗で
回路コモンに接続されている。絶縁されてない!(ーー;)
※0オーム抵抗(C29)を外して絶縁出力にしたら、
同軸の方が光より気持ち音が大人しく、光接続では高域が微妙に耳につく音になった。
2014/12/05 追加)
予備のQA-550を入手したのでそのままの姿で最適化を行ってみた。
※同軸コネクタがパネルにあたってコモンに落ちている場合があるので
突起のある絶縁ブッシュを外側からパネル穴へ突起のある方を差し込んで
ナット締めすれば絶縁される。
パネルの取付け穴が小さい場合は、絶縁ブッシュがハマる大きさに広げる。
これでコネクタとパネル間が絶縁されるのでコモンからも絶縁される。
やはり中華製だ、絶縁ブッシュを3枚入れても使い方が判らないのかね!
桐箱ケースのQA-550にやっと光出力を取付けた。
※同軸と光を切替えて聴いてみたが大きな差はなかったが、微妙に同軸のほうが好みかな
最適化していけば同軸も光も大きな差は無いようだ。
グランドの取り方や機器間の接続方法が音に大きく影響するようです。
教訓:光接続する場合は、
接続する機器のCOAX(同軸)が絶縁されているかを確認し、
非絶縁だとCOAXとの同時接続はしないで、光接続だけで利用すること!
(SD-1955のCOAX入力は非絶縁です)
光モジュールのRX/TX 電源に2,200uFを追加する!
※参考:Sumlink ST-DV709 IN 4.6mH OUT 4.6mH
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桐箱ケースに衣替えだ!
電源と一体化を考え、QA550をいつものカステラ桐箱ケースに入替えてみました。
これでDACと同じになりシステムのバランスが取れました。(^^♪
トランスは、ハードオフから購入した、9V 1AのACアダプターを活用。
整流ダイオードはショットキーバリア、コンデンサは26,000uF。
3.3Vの入力はトランジスタ 1個の7.5V 減圧リップルフィルタ。
AC入力は、3Pインレットとお尻電源スイッチで統一です。
※下手糞な文字はレタリングでは無く刻印ですよ。文字が曲がってるぞ ^_^;
天板はいつものアルミのパンチングメタルを埋め込み中々良いぞ。
電源も内蔵し、配線はDCコネクタ接続をやめ直接接続、電源スイッチも取り外し
これで、音も少しは良くなるのかな?
AC接続は3Pインレットで、電源スイッチも取り付けて良いね (^^♪
光出力や液晶表示器、電源スイッチも取り外し、操作スイッチは無しにした。
SDカードの挿入口の加工は慎重に傾斜を付けて加工を行ったが、桐板が厚いので
もう少し傾斜させて削れば良かったかな?
まあ、SDカードの出し入れは出来るので良しとしよう。
桐は加工が行いやすいが、割れやすいので気をつけないといけないですね。
※センタータップ式トランスに交換 2015.10
結果は、繊細でクリアな切れの良い音になりビックリしました。
DACのデジタル部分(5V、3.3V)も、センタータップ式トランスで決まりです。
※SPDIF 光モジュールの電源に2,200uFを追加 2015.10
中低域がグット改善されたが同軸との音の差はまだある。
DACの光受光モジュールの電源に2,200uFを追加したら、
光と同軸との音の差が無くなったぞ!
デジタルICはノイズの発生源なので、電源の強化で改善される。(2,200uFが目安)
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5Vと3.3Vを分離で最終だ!
以前から、3.3Vの入力電圧が5Vと低いので音に影響があると考えていたが、
ついに! 5Vと縁を切ることに成功しました。
(スタンバイ動作の省電力機能は効かなくなります)
・QA550の3.3V電源の制御
3.3Vへの供給5Vはスタンバイ用のU8 MOS FET IR 050C 8T7Cを経由して供給されている。
トスリンク用の5V、液晶用の5V/3.3V、SDカード用3.3Vもスタンバイ制御後の電源である。
コンデンサの耐圧が6.3Vの所もあり単純に供給電圧を上げる分けにもいかない。
3.3Vのレギュレータ U2,9,10がスタンバイで5Vの供給が遮断される。
常時5V供給:BF011A(IR用)、IR、LED電源
※コンデンサの耐圧アップが出来ない場合は、U8をショートすれば半導体の
特性による音質劣化が抑えられると判断できる。
ショートして音だしした瞬間、音の切れが良くなり多少力強くなった。(^^♪
3.3V レギュレータのAMS1117は、MAXin 15V、Vin-Vout 1.5V以上12Vで、
負荷10mAでは、3.3-5.0=1.7Vは規格内ではあるがギリギリです。
電流が増えるとロス電圧も高くなるので7Vくらいには持って行きたいですね。
一番気になっていた部分の改造が成功してホットしています。
※I2Sや高精度クロックに改造する前に、3.3Vレギュレータの入力分離と
入力電圧アップ(7Vから8V)を行ってみてください。変わりますよ!
自身の無い方は、U8のMosFET IR 050C 8T7Cをショートするだけでも良いです。
(失敗すると壊れるので、技術の無い方はお止めください)
※電源回路図を更新 2016.8
整流方式回路エージング後の音質判断で、全波ブリッジ式に戻した。
改造内容)
・パターンを解析した結果、パターンのカットは1箇所で済んだ。
トスリンクと液晶表示用の5Vは、U1の5V出力に接続する。
・耐圧アップのコンデンサは3個
3.3V レギュレータの入力側は7V以上を考えているので、
1個は6.5Vで短圧不足、2個は10VでOKだったが16Vにアップした。
※私の標準QA550の場合なので、ご自身のQA550で確認してください。
・U8のMosFET IR 050C 8T7Cを取り外す
(不要な機能のスタンバイ動作が出来なくなる)
取り外したらU8の8側の4パターンに7から8V程度の電圧を加える
・3.3Vレギュレータの入力は、トランジスタ1個の減圧リップルフィルターを
通して7から8V位に抑えるようにしました。(7.5Vに設定)
※超簡易な方法としては、取外したMosFETの跡と+5Vの入力間に15オーム前後の
抵抗(1Wか2W)を取り付ければ良いでしょう。(100mA消費で1.5V電圧降下します)
トラブル)
基板をケースにネジ止めすると5Vと3.3Vの7V入力がショートして
5Vの三端子レギュレータが破損、5Vも3.3Vの入力電圧も7Vが出てしまう。
5Vの裏配線に太目のケーブルを使用したので、ネジ止め固定でコンデンサの足が
ケーブルの被覆を破ってショートしていたようだ。
細めのケーブル交換と5Vのレギュレータを交換して動作OKとなった。(^^ゞ
電源分離後の音は)
音は、静かで繊細、素直な伸びと聴きやすい音に、音の切れも良くなった。
今まで不満だった、ドラムのバスドラ/シンバルやトランペットの切れが良く、
リアルに聞こえるようになった。(ボーカルも良く他の楽器も悪くない)
昔、聴いていたアナログレコードの音ですが、超えているかもです。
(昔、聴いていたアナログ版と同じCD版があるので)素晴らしい (^^♪
※オーケストラはオーケストラ、ジャズはジャズの雰囲気を出しています。
今まで、ピアノなど蓋がされた音だったが、全てをさらけ出した自然で素直な
ノビノビした自由な音で、不満だった音切れも良くなった。
我が家のシステムでの判断は限界で、スピーカーのランクを上げないと判断は難しい。
B&Wの805DクラスかせめてPM1が欲しいです。(^^♪
これ以上の改造はI2Sの追加だがコネクタを追加する気は無いし、
PPS/PP/ERO/OSコン/ケミコンなど追加交換済みなので改造もこれで最終です。
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QA-550.iniファイルで好みの動作に!
QLSのHPからファームウエアVer11をダウンロードします。
その中に「QA-550.ini」と言うファイルがあります。
このファイルの設定を変更して、SDカードにコピーするとQA-550が電源on時に
読み取り設定した内容で動作してくれます。
●QA-550.iniの変更
QA-550.iniのファイルの初期値は以下のようになっています。
※わかり易い様に、適当に中国語から変更してます。
;QA-550 Config
[remember]
remember=0 ; 0: 1O±O remember ON
1: remember OFF
[Play mode] ;Play mode
align=0 ; 0: (name)(the order of play)
1: (random)(Random Play)
[Cycle way] ;Cycle way
repeat=2 ; 0: one
1: folder
2: all
[Auto Play] ;Auto Play Music
auto=0 ; 0: When turn the power, need to press the "Play" for play.
1: When turn the power,Auto Play music.
[LCD] ;LCD Display
display=0 ; 0: Normal display
1: The first line folder name, the second line song name
[STOP Key] ;"Stop" key's function
stop=0 ; 0: "STOP" Key is "stop"
1: "STOP" Key is next folder.
[Play once] ;Play once
once=0 ; 0: Loop play
1: only play one once, Then stop.
[MD Rec] ; MD Rec Mode, Add time delay the between songs
time=0 ; 0: Nomal
2: MD Rec Mode
;The following sections can not be modified
record::
以下の動作を確認しました。
※QA-550.iniファイルない場合は、本体既定値の動作を行います。
・自動再生
[Auto Play] ;Auto Play Music
auto=1 に設定、電源ONで自動的に再生
※再生ボタンを押す必要がありません。
・LCD表示モード
[LCD] ;LCD Display
display=1 に設定、上部がフォルダー名、下部が曲名で表示
※わかり難いのは相変わらず、気休めです。
・ランダム再生
[Play mode] ;Play mode
align=1 に設定、フォルダーや曲をランダムに再生
※QA-550.iniファイルを用いると、曲間の無音部分が1,2秒長くなり
音が悪くなった感じがする。
●リモコンによる再生機能の設定
・キー操作の流れ
B -> F下 -> Play -> F下 -> Play -> B
・各キーの機能
「B」Key:設定/終了
「F下」「F上」:選択
「Play」:決定
以下の機能を選択できます
Repeat(繰返):all/one/folderを選択可能
Align(整列):name/randomを選択可能
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