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「FMトランスミッタ」
格安MP3 FMトランスミッタの内部をまとめていきます。 ホームに戻る モバイルに戻る
MP3再生機能付FMトランスミッタを購入 2008/01/16 以前からFMトランスミッタが気になっていたので、 シガーソケット対応MP3再生機能+リモコン付を購入してみた。(^^♪ メーカー名は不明で、Monoシリーズ F-1の型番で1,980円 ※動作確認は、シガーソケットにACアダプター接続で行った。 ※アンテナに1m程度のケーブルを別に取付けた場合、  20m位の距離は大丈夫そうだ。 ●まずは、概観から ・表示は87.7MHz ・簡単リモコン 本体でも操作OK ・USB端子 ・MP3再生LEDランプ
・USBメモリに保存したMP3データを再生可能 ・オーディオケーブルでMP3プレーヤーやCDプレーヤーと接続 ・FM周波数は、87.7/87.9/88.1/88.3/88.5/88.7/88.9MHz 106.7/106.9/107.1/107.3/107.5/107.7/107.9MHz ・MP3再生操作と周波数切替が本体SWで可能 ・赤外線リモコンで周波数切替やMP3再生操作  リモコンでMP3の音量調整が可能 ・本体のNEXT/PREVスイッチの長押でMP3再生時の  音量調整が出来ます。(1〜16まで変更可能) ※何も書かれていないが、リモコンのPLAY/PAUSE操作で  MP3リピート再生のオール(ALL)とランダム(rAn)の  設定ができる。 MP3リピート再生のオール(ALL)とランダム(rAn)の切替は、 MP3の曲データが入っているUSBメモリを差込んで、 再生が始まり送信周波数表示がされている状態で、 リモコンのPLAY/PAUSEを0.5秒以上押せば オール(ALL)/ランダム(rAn)の切替が出来ます。 ※PAUSE(曲番号表示)状態では切替わりません。 ・USBメモリでの動作はOK ・横に外部入力端子が有り 外部接続すればUSBオーディオ  から外部入力に切替わります。 ・表示はLEDなので見やすい!
※使ってみた感想は  今まで使ったことが無くこんな物かで使えます。  改造でノイズも少なく音量アップが可能か行う予定です。  コンポのチューナーで聞く分は音質はまあまあです。 TOPに戻る
いつもの儀式で分解解析 いつもの儀式で分解解析ですが、価格以上の部品構成です(^^♪ ※FM送信部のIC周辺の回路図は大雑把にまとめていますので  改造を踏まえ送信パワーアップや音量アップなどの  詳細をまとめて行く予定です。 ・アクリルパネルにカッターの  刃を入れ持ち上げ外します。 パネルは両面テープで  貼り付けてるだけです。 ・ネジを3本外せば上カバーが 外れ基板が見えます。
・カバーを外すと表示基板が ・赤外線受光やLED表示器が見える ・ICはシリアルメモリかな  これで基板が取出せます。
・基板を取出すと  2枚重ねの亀の子だ! ・シールドされて無いので  コントローラのノイズを  拾ってしまうな!
・亀の子を外した  表示基板の裏側だ ・1個のICで全てコントロール  mv SiliconのAU6842  データシートが無く詳細は不明!
・亀の子の下部分  FM送信部の基板です。 ・HY1417LPと言うIC1個だ!  データシートが無く詳細は不明! ・周波数は水晶によるPLL発振で、  3ビットで切替えている。
・FM送信基板の裏側です ・水晶と電源のケミコンが  数個と亀の子コネクタだけ  ベタアースはシールドを  兼ねているのかな
・差込口側の分解 ・ヒューズ交換の口を外して  金属の輪をカッターなどで  取り外して、カバーを引っ張ると  カパと外れます。
・差込口側のカバーを外し  ネジを1本取ると基板が外せます。 ・レギュレータが1個あり  +5Vに設定されてます。 ・アンテナはシューズ側に接続
・差込口側の基板の裏側 ・シッカリとLCフィルターが  入っているので、車からの  電源ノイズには有効です。
F-1のトランスミッタ部 回路図を追加 08.2.27  価格の割には、なかなか凝っているよ。  アンテナは、シガーソケットの+電源接続ではなく、  緑色の線をカットして別にアンテナ線を取付けた方が良いだろう。 ※間違っている箇所もあるかも、その時はごめんね(^_^;) F-1のトランスミッタ部です ・周波数帯の切替でフィルタ定数も  バリキャップで切替わるようだ ※音量や音質の改善は ・音声入力は1/2に減衰なので  ボリュームで調整可能にする ・変調入力の抵抗をイジルか
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基本回路と周波数設定 08/2/24 中国語ですが、HY1417LPのデータシートを入手したので、 改造の参考に基本回路と送信周波数設定の内容をアップします(^^♪ ※これで、ある程度の改造は出来るはずですね 送信周波数の変更改造が出来ても、周波数表示は変更できないので、 表示部分も改造が必要になりますね。 HY1417LPの内部回路構成図です ・周波数切替は5ビット ・PLLとパイロット回路が内蔵 ・FM発信出力は外付けなので  高周波回路が得意な方は  腕の見せ所ですね(^_^;)
データーシートの基本回路図です ※F-1の回路図ではありません! ・F-1は、送信出力以外に 6本足のトランジスタ?があります ・F-1は4ビットで周波数切替してます  5ビット目(D4)はGND接続で、D4を浮かせば  76.8から89.4MHzまで切替できるかな
5ビットの組合せ周波数一覧表です  D3とD4の結線を逆に接続すれば  76.8から89.4MHzまで87.7以上では  こう刻みに変更できますね。 ※周波数変更する場合は、出力部分の  コンデンサの容量も変更したほうが  よさそうです。
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改造結果と予定 08/3/1 回路の解析も終わったので、楽しい楽しい改造です(^^♪ 改造&予定の内容) 1)音量のアップ(完了 08.2.29) 音声入力の負荷抵抗 1Kオームを10Kに交換(ICの入力抵抗に合せ) (音が歪む場合は、リモコンのMP3音量調整(レベル10前後)で、 外部入力の場合は、接続機器側で調整する)  出力が高めの内蔵MP3出力に合せているようだ。 ※写真の音声入力レベル調整の抵抗です。 2)ノイズの低減(途中まで 08.2.29)  残留ノイズ低減は、送信基板のパスコン強化で良くなった。  MP3再生時のノイズの方が気になるMP3表示基板の電源強化 (5Vの強化だけでは駄目で、3.3V/1,5Vの強化も必要) ・HY1417LPの4ピンとグランド間にパスコン(0.01uF)を追加 ※外部入力での再生では再生ノイズは発生しないです!  2枚の基板を分離して離せば再生ノイズは軽減すると考えられる 3)音質の向上!(完了 08.2.29) 高域減衰させている入力パスコン(0.01uF)を外して、  カップリングコン(1uF)を4.7uFにするとバッチリOKです。 高域も低域も2千円弱のFM送信機と思えません(^^♪ ※部品の場所は写真を参照! 4)送信周波数の変更!(完了 08.2.29)  D4とD3の端子を入換える感じで変更すれば、  周波数切替操作で106.7MHz帯が77.1MHz帯に変更になります。  HY1417LPの9と10ピンを浮かせば作業はやり易いですよ! ※バンド切替フィルタ回路は、106MHz帯は不要なので、  D3から51Kのパターンをカットして51KのD3側をGNDに  落とし87.7MHz帯用に固定した。 78.0MHzに設定すると地元のbayfmが負けてしまいました(^_^;) 5)送信パワーアップ(予定)  高周波パワーアンプのIC追加で50mW出力とする 6)アンテナを外部アンテナ(BNCコネクタ)に変更(予定)  今までのアンテナ線をカットし、写真のアンテナ出力に接続 ※チップコンやチップ抵抗を使えば高音質になり、  現状のケースに収まるぞ!  私はジャンク品から取外したチップ部品を流用しました(^^♪ 変更箇所のポイントです ・音声入力レベル調整 ・カップリングコン変更 ・変調レベル抵抗は参考まで ※電子機器改造の基本は  電源強化からですよ(^^♪
※後は、送信パワーアップとケースの入換えです。  秋葉原へ行ったときにupc1677Cをさがします。  音質も良くなり気に入りました(^^♪ ※これで、ミニFM局としては実用可能になったかな TOPに戻る
改造後のまとめ 08/3/4 改造後の写真と今後の予定(気が向いたら)の回路図を まとめてみました。何時になることやら(^_^;) ※使用部品は、2個のセラコン以外はチップ部品を使用 ※チップセラコンはバラツキが大きいので要注意 送信基板の改造後の写真 ・1Kを10Kに変更し音量調整 ・カップリングコン1uを  3.3uに変更し低域改善 ・PLL出力に0.01uを追加 ・D3/D4をチェンジで76.8MHz〜 ※電源強化してません
・送信周波数は、76.8〜89.1MHzと実用範囲が広がった ・送信基板自体のノイズは少ないので外付け機器接続で  使用するのが高音質FM送信のポイントです。 表示基板の改造後の写真 ・送信基板の外した0.01uを  デジタルノイズフィルタで追加 ※サーと言うノイズは取れません! ・カップリングコンの1uを  低域改善で2.2uに変更
・送信基板の0.01uFを外したために内蔵MP3のデジタルノイズが  ブツブツと入るので、表示基板のほうに取り付ける。  ブツブツノイズは軽減するが、サーノイズは軽減されない。  内蔵MP3再生はオマケ程度と思ってください。 ・出力コンデンサを1uFから2.2uFに交換して低域改善。 今後の改造予定の回路図 ・表示基板の代わりに  DIPスイッチ切替とし  交換可能に基板化する ・送信出力を50mWにアップ
※別ケースに移し替える時に改造する予定で、  スイッチによる送信周波数切替と送信パワーアップ TOPに戻る
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